エンドカンナビノイドシステムとは

CBDの効果は濃度や製法によっても異り、個人差もあるので感じ方は人それぞれです。ではなぜCBDが精神作用に効果があるのか?ということを理解した上で使用するとより効果を感じられるのではないかと思います。

私たちの体には大麻草の薬効成分を受け取り、分解し、利用するためのエンドカンナビノイドシステム(ECS)という機能が備わっています。私たちがどのように「リラックスし、食べ、眠り、忘れ、守る」かに影響を与える信号を伝えるECSは我々の基本的なプロセスに不可欠です。

エンドカンナビノイドシステムの主な2つの機能

  1. 外部から様々なストレスを受けた時に体内のバランスを取り戻し、調整する機能
  2. 体内のホメオスタシスを維持して病気や老化を防ぐ機能

私たちが生活していく上では欠かすことのできない機能のバランスを整える非常に重要な役割を担っているシステムです。私たちは日常生活などでストレスを受けると、ECSの働きが弱くなってしまいます。CBDは直接ECSに作用することが研究で明らかになっており、弱くなった働きを活性化してくれるのです。


エンドカンナビノイドシステムは、私たちの細胞にあるカンナビノイド受容体と結合すると、その細胞に具体的な指示を与えます。
上図はCB1とCB2と呼ばれる受容体の位置を表したもので、私たちの体中に存在します。

CB1受容体は、中枢神経系、結合組織、腺、子宮、心臓、消化器系、膵臓、骨、肝臓などで、中でも最も脳に多く存在します。CB2受容体は、免疫細胞、消化器官、末梢神経系ですが、脳、腸管、膵臓、肝臓、心臓、腎臓、骨、血管、リンパ腺、内分泌腺、生殖機能にも存在します。

CBDが多様な効果を持つのは、脳だけでなく、体中あらゆる場所に受容体が存在し、直接作用するからと言われるのも納得できますね。


参考文献:HEALING with CBD(CBDのすべて)

アイリ―ン・コニェツニー/ローレン・ウィルソン[著](三木直子氏[訳])